安保法案成立で違憲立法審査の訴訟が始まる
安保法案成立で違憲立法審査の訴訟が始まりますね。
安保法制が成立
安保法案が昨日成立したようですね。
一部に一人で牛歩戦術をとって、ただの売名行為をしていた参議院議員もいたようです。日本人として恥ずかしいですね。議論で勝てないので、パフォーマンスで目立とうとする。
法律が違憲かどうか判断するのは最高裁判所
安保法制についてはいろんな議論があると思いますが、法律が憲法に違反していないか=違憲であるかどうかというのの最終的な判断する人は憲法学者でもなく内閣法制局長官でもなく最高裁判所です。三権分立の違憲立法審査権ですね。
国会ではもちろん法案を議論する際には法制局長官が、憲法や他の法律との整合性を確認する役割を担っています。
が、そもそも裁判というのは、法律の「解釈」に対して論点を争うものが多いので、そこはあまり論点を明確にしないで国会で「違憲だから廃案にしろ」と言っていた野党の議員には法律を勉強されていた方もいるはずですが、あまりにも戦略不足ではなかったかなと思います。
違憲立法審査
その上で各地の弁護士さんや憲法学者の人が安保法制について違憲立法審査の訴訟を行うと言う事ですが、中には損害賠償求めるという人もいます。
一体何の損害が??という風な気もするので、正直その本意はよくわかりません。
自衛隊員の家族からの反対に違和感
自衛隊員の家族などからも、いろいろ不満というか反対の声も上がっていますが、例えば、企業などであれば経済情勢の変化によって会社の仕事内容が変わっていくというのは普通にあることだと思います。転勤や人事異動も無駄に多いです。
その上で自衛隊の任務が、だんだんと世界の情勢の変化に応じて変わっていくのであれば、自衛隊と自衛隊員の間での契約内容にも見直しがあっても良いでしょうし、それに納得できない場合は退職をされる自由があります。
自衛隊の災害派遣と安保法制を一緒に考える愚
そして何故かこの問題では一部のマスコミで、自衛隊と国民の理解の話が出るときに、様々な災害時の救援活動・災害派遣などを例に出されて、国民の理解がということを言われる人もいるのですが、そもそも自衛隊は国を防衛する組織であって災害の救援が主たる業務では無いはずです。
あくまで非常時に都道府県知事等から派遣要請を受けたときに自衛隊を派遣すると言うだけのことなので、それを安保法制と比較するのはどうかと思います。
田母神氏の安保法制議論の感想が意外と的を得ている
今回の安保法制ついては賛否両論ありましたが、都知事選などにも出馬されていた田母神さんが意外とまともなコメントを出されていました。
元自衛隊の方なので、そこは差し引いても良いのですが、
「国会の議論の中で野党から「何何だったらできるのか?何何だったらできないのか?」といった質問で時間が費やされる場面が結構あったが、そういう作戦計画の中身について国会で議論するなんて外国ではありえない」
と話されていました。
作戦内容をバラす野党の議員は平和ボケ
実際そんなことを暴露してしまえば、外国からは「日本はこれができないんだ」とバレてしまうわけで、そんな内容を国会の国会で議論して放送で流す、というのはまさに国益を損ねている行為だと思います。平和ボケが甚だしい。
そういう点では野党の議員の皆さんには「痛切な反省」を促したいと思います